英語観

世は正にグローバル時代であり、手元で世界と繋がっています。そして、2024年1月、第4回共通テストが実施されました。しかし、何がどう変わろうとも英語学習において必ず習得すべきことが存在するのも、また事実なのです。

将来の英語の利用は多義に渡るはずであり、日本語が話せるだけで即座に演説が行えないのと同様に、発話すなわち会話から高度な英語力にたどり着けないのは自明なことです。今後、共通テストがどう変化しようとも、所詮は入試での一次試験であることに何の変化もありません。依然、国公立大・難関私大には厳格な二次試験・独自試験が控えているのです。

その意味でも、正確かつ利便性の高い英語力から読解力、英作力を身に付け、そこから発信力につなげて行けば、いかなる種類の試験にも適う応用力を体得できます。当ゼミが準備する3年間の「タイムスケジュール」により、生徒らにそれを適切に伝えることこそ、当ゼミの使命であると考えます。

「英語が得意になるコツは何でしょう」と問われることもしばしばです。実は、中高6年間で英語を得意にするタイミングは「2回」あります。それは「中学1年と高校1年」です。いずれも「1という数字」が共通していますが、共に3年間のスタート学年だからです。

まず「中学1年」については、今まさに小学英語が低学年化し、小3でも英語が開始されます。でも考えてもみてください。例えば「小3と小4」の英語内容に何の違いを作れるでしょう。教える側の質を考慮しても、やはり高校受験に向けての本当の意味での英語力は「中1英語」から始まると言っても過言ではないでしょう。そしてこの「中1英語」の上手な習得に失敗すると「中学英語は暗黒時代」となり、連動して高校受験の際に苦労することになります。そのため当ゼミでも「中学英語指導」は現在行っており、無駄なくその力を伸ばしてくれています。

次に「高校1年」。この学年も成功と失敗は「表裏一体」です。まず、中学時代に英語が得意だった場合、一層頑張らないと「昔はできたのに」となりかねません。というのも高校英語と中学英語の学習内容の総量全体を100とすると「97対3」となり、中学英語程度で「調子に乗ってはまずい」という実態が浮かび上がります。

がしかし、そうすると「中学英語苦手組」にも逆転のチャンスが到来します。つまり「97対3」ということは「高1英語から上手くやれば英語は得意になれる」 ということです。経験的に言えば、高校英語のかなりの部分が高1英語にかかっています。得手不得手のいずれの場合も、高1英語・高2英語ですべきことをしっかりやれば「英語は2年間で得意科目になる」というのが当ゼミのポリシーでもあり、実際これまで多くの諸先輩らが、その事実を立証してくれています。