一昨年度より高校教科書が改訂され、学校の授業内容にも変化が生じている。
しかし、各高校の生徒から聞こえてくる声は、決して良いものばかりでなく、真の英語力の養成には程遠いと思われるものも少なくない。一部をご紹介しよう。
- ・宿題になるワークブックは各自がやるだけでほぼ解説がない。
- ・英語の解答を丸暗記して勉強しても、模試では歯が立たない。
- ・プリントで若干要点を説明するだけで、内容が薄い気がする。
- ・論理表現は、塾でやってなければ、絶対理解できないと思う。
- ・担当教師は分かってるのを前提に話しているがあれではムリ。
上記の様子は、どの高校にも共通しており教科書自体が「使える英語」なる希薄な目標の下で編集されているのが主な原因に違いない。が、この内容では難関国公立私大入試に打ち勝てるかは、はなはだ疑問である。いや、勝てないだろう。
当ゼミ生らは「タムラでしっかりやろう」という意志を、学校の授業が始まって一層強めてくれている。この夏期に出会う生徒にも「受験に向けた英語力」を如何に身に付けたらよいかを伝え、今後の学習に生かしてほしいと思う。